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名作劇場の名脇役たち(2) [世界名作劇場]

トラップ一家物語 完結版

トラップ一家物語 完結版

  • 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
  • 発売日: 2002/09/25
  • メディア: DVD


第2回はトラップ一家物語より「ヘートビッヒ・フォン・トラップ」を紹介します。
トラップ一家物語は映画「サウンド・オブ・ミュージックのアニメ版ともいえる作品ですが、兄弟の順番がアニメと映画では少し違っていて「サウンド…」でヘートビッヒにあたるのはアガーテになります。このお話は実話なので、映画の順番が正しいので実話に照らすと「アガーテ」が正解なのですがこちらでは、名作劇場に準拠して「ヘートビッヒ」と呼びます。
(以下、多少のネタばれを含みますのでご注意ください)

前置きが長くなりましたがヘートビッヒは思春期独特の複雑な心の持っている少女で、私自身もこのアニメの放送時に思春期のはじめを向かえていたので、彼女の心情に強く共感できたのを今でも思い出します。それと彼女の家族は母を幼い頃に亡くし理解のない家庭教師に育てられたせいで、大人を信じられない子供になってしまいます。とくにヘートビッヒはその傾向が強くて、兄弟の中で一番大人に不信感を頂いていました。でも、私もですが、思春期の頃には両親や周りの大人に対して、そんな気持ちを持ってましたよね。そのヘートビッヒの苦悩を表しているエピソードが第7話第8話に出てきます。そして、物語中盤、一番彼女が悩んでいたのは、自分が貴族として生きていけるかという事、ヘートビッヒはついに22話で家を出て行きます、へービッヒは世話になった貴族でない貧しい家で厳しい社会の現実にはじめて直面するのです、そこで彼女が出した決断は!? この22話はぜひ実際に見てほしいので、ここでのネタばれは控えさせていただきます。(完結版で、このエピソードが入っていたか、私自身は完結版を持っていないのでわかりませんのでご注意ください。また入っていたのか情報をお持ちの方はコメントしていただけると助かります^^;)

色々な苦難に苦悩するヘートビッヒですが優しい新しい家庭教師のマリア先生との出会いや兄弟たちに支えられて、ゆっくりだけど大人の階段を昇っていきます。そんな彼女や兄弟の成長をオーストリアの素敵な景色とマリア先生と兄弟たちの歌声に乗せて、描かれているのがトラップ一家物語です。サウンド・オブ・ミュージックを見たという方も是非、見てほしい作品になっています。

(※トラップ一家物語の7話・8話はヤフー動画で2月7日まで無料でご覧になります。尚、22話は有料配信になっていますのでお気をつけください)

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Cecilia

先日は私のブログにniceをありがとうございました。
私も昨日このアニメに関する記事を書きました。
ヘートビッヒ、つい映画のリーズルと比較しながら見てしまいます。
かなり重なることは事実なのですが・・・。
でもどうして兄弟姉妹の名前の順番を変えてしまったのでしょうね?
かなり原作に忠実なだけにそこのところが不思議です。
by Cecilia (2008-02-17 10:17) 

らる

>Ceciliaさん

コメント、ありがとうございます。
兄弟の順番謎ですよね。他の名作でも
ロミ空のロミオも、原作では「ジョルジュ」ですし、呼びやすさ
なんかも関係してるのかもしれませんね。
by らる (2008-02-18 15:10) 

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