「政宗様のお気に召すまま」 [ライトノベル]
- 作者: ながと 帰葉
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2009/10/30
- メディア: 文庫
久しぶりに「マリみて」以外でコバルト文庫の作品を読んでみました。作品はこのブログでも以前に紹介した、ながと帰葉先生の「正宗様のお気に召すまま」という作品です。私が歴史小説を読む時にいつも思うのは、戦国時代のお姫様は本当に大変だったんだな～っていう事です。結婚が親同士の戦略結婚は当たり前で、親の事情で離縁させられたり、主人を戦で亡くしたり。「悲運」という言葉がぴったりとくるお話が多いと思います、そんな中でこの作品はコバルト文庫ならではなのか、伊達正宗の正室・愛（めご）姫が天真爛漫で正宗を心から愛してる、そんな少女として描かれてる点が大変、興味深かったです。実際の愛姫と正宗も結婚当初はあまり上手くいってなかったのですが、その後は大変、仲のよい夫婦として暮らしたそうなので、このお話に描かれてる愛姫も実際このような姫だったのかなって、想像できるような作品になっています。
そして、作者のながと先生もすごく日本史が好きで、たくさん資料を調べて書かれたんだな～っていうのがすごく伝わってきて、伊達政宗の少年時代に興味がある方にもお奨めできる作品です。
できれば、ながと先生の書かれる「お市の方」や「細川ガラシャ」のお話が見てみたい！
あと、この「正宗様～」の続編も是非、読んでみたいと思う１冊でした。
タグ：伊達政宗
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